魔界のダテウサギ


神代の昔より
口伝されし
物語 ひとつ

哀れな畜生を救う
神あり・・・






向こう岸の
ネバンランドへ行きたい
ダテウサギ。

こういうときには
知恵が働くものです。

ダテウサギは
あたりのブラッディゴイルを
呼び集めました

「みんな、何匹いるか
かぞえてあげるよっ!」


並んだブラッディは
まるで橋のよう。

ダテウサギは
得意のエネミーステップで
ひょいひょいひょい!


なんなくネバンランド前に着くと
「あっほ〜、
おまえたちを利用しただけさっ」


お下品に
おしりぺんぺんを・・・

怒ったブラッディたちは
ダテウサギの毛を
むしってしまいました。

哀れダテウサギは
まるはだか。


ダテウサギが
しくしく泣いておりますと

そこに
大きな袋を肩にかけ
バーコクさまがきかかりました

「しくしくしく・・・」
「・・・・」
「しくしくしくしくしくしくしくしくしくしししししし」
「うっさい![怒りマーク]」

バーコク様は
つかまってしまいました
しかたがないので
バーコク様は
大切な
「力の素A」を
分けてやることに

喜んだダテウサギ

お礼にバーコク様についていくことに決めました。
そして
末永く楽に暮らしていきました・・・

おわり