四谷怪談デビルモード


そのむかし

江戸は四谷あたりに
バ衛門という優男、
おダわという嫁と
暮らしておりましたそうな。

ややこをもうけたものの
おダわの肥立ちが悪く
憂さもたまりがちな日々を
送る バ衛門。

ある日そんなバ衛門を見初めた
若い娘が
どぉしても
バ衛門と祝言をあげると
わがままを言い出したのが
ことの始まりなので
ござい
ます。

ストーリーテラー:陀坊



【その一】

だ)うわぁ〜かわいい!
お・ダ・わ・ちゃ〜〜〜ん!

バ)三歩さがって、二歩進む・・・?

だ)嫁さんのかがみ!

ば)そぉか?オレは自立した女性がいいなぁ

だ)甘えられるから

ば)そうそう。


【その二】

色と欲に目がくらみ
バ衛門は 産後の肥立ちの悪いおダわに
毒薬を あたえたのだった・・・!

だ)うわ〜めっちゃヤなやつ
バ衛門!

ば)そ、そぉ?
・・・今日は分が悪そうだ・・・



【その三】

だ)おダわ〜〜〜
かわいそうじゃなぁい!?
ほんと わるいやつや
バ衛門

ば)・・シュン・・・きょうは言い逃れできないよぉ・・・
おダわちゃぁん!!



【その四】

だ)うわーー!
あのかわいい おダわちゃんが
こんなに醜く・・・・ん?

ヒゲゾー?

ば)四
だ)怪談?

ば)・・そゆこと。