Pride

「バージル、こいつらどこへ行ったかわかる？」
「南のガルフ・・・とか言ってた・・・
なに？なんなの？」
「ダニエルとはこっちに来てから長い付き合いなのか？」
「いや、最近急にダンテにまとわりついてきたような・・・。
新しい世界での俺たちの記憶が
曖昧だってこともあるけど、
あいつはいつのまにか近寄ってきた気がする・・・。





あ、弐伊どこいくの？
俺も行く。」
「やめろ。
さざなみの立ったやつの心はダンテでいっぱいだ。
おまえが目の前でちょろちょろするのはじゃまだ。

それに

おまえがもし　とても苦しい思いをしていたとして
助けを求めたとして・・

誰に助けに来て欲しい？

ダンテ？
それとも

俺？」
「・・・」
「どちらでも　かまわないが

意味がちがうよな。
いかせてやって。

そして
おまえは
ダニエルに
ちかづくな。
近づいて欲しくない」

「ダニエルって・・・何者？」
「ソロモン72柱、
序列57番目の悪魔だ」

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